Column
コラム

たくちゃんの日常(重量への拘りを捨てるという考え方)

トレーニング
著者:川辺拓史

― カラダづくりのトレーニングにおいて、重量は目安であって、すべてではない ―

ジムでトレーニングをしていると、
どうしても気になってしまうのが「持ち挙げる重量」と回数です。

前回より重くなったか、軽くなったか。
それだけで、その日のトレーニングを評価してしまいがちです。

しかし、重量はあくまで目安のひとつに過ぎません。

ながく続けていると、重量が伸びない日が続いたり、
以前より扱える重量が落ちた状態がしばらく続くことは誰にでも起こり得ます。

体の不調や疲労、慣れによる停滞の時もありますが、
筋肉は成長(肥大)していても重量はそれに比例して伸びていない時もあります。

1つの動作をとっても、キツく感じる部分 と 楽に動かせる部分があります。
筋肉を鍛える目的であれば、楽に重いものを動かす動作ではなく、
しっかり筋肉に負荷が載る部分、(すなわち=)キツく感じる部分をゆっくり丁寧に動かすことで強い刺激がはいります。

”重量が伸びているのに筋肉は大きくならない” ということであれば、
どの筋肉を鍛えているのか? どう動かすと、どのポイントで一番 負荷が載るか? を考えながら、
フォームやテンポを見直すと扱う重量は下がっても、筋肉の成長は進むことがよくあります。

体の使い方や筋肉への刺激の入れ方が上手くなると、
より軽い重量で筋肥大効果が得られるようになり、ケガも防げ、ボディメイクにおいてはとても有利です。


一方で、高重量トレーニングも重要と捉えており、
しばらく高重量から離れると、神経適応が低下して重いものをもつ能力が一時的に落ちます。
高重量もたまに入れて強い刺激にも筋肉や関節、骨を慣らしておくとトレーニング全体の強度が上がります。


一生懸命トレーニングを続けていて落としたくないのは、
多くの人にとって「重量」より『筋肉』だと思います。

重量が伸び悩んでいる時は、あえて重量を落として、可動域や体の使い方を見直してみることを勧めます。

筋肉痛は筋肥大と必ずしも比例するものではありませんが、
フォームコントロールを重視したトレーニングに切り替えた途端、重量は下がったのに強い筋肉痛が起こったとすれば、
重量を追うあまり動きが雑になっていたと気づくきっかけにもなります。

重量への拘りは、特に男性トレーニーにとって、モチベーション向上や他者との比較に有効ですが、
同時に重量を追うことが目的にすり替わってしまうと、ボディメイクの妨げになります。

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