Column
コラム

たくちゃんの日常(マルチジム会員という、ひとつの選択)

トレーニング
著者:川辺拓史

トレーニングする場は、
ひとつのジムでじっくり腰を据えて取り組む人もいれば、
同時に複数のジムやクラブの会員になっている人もいます。

どちらが良い・悪いではなく、
目的や考え方によって選択が分かれるだけだと思います。

私は複数のジムに登録している「マルチジム会員」ですが、
昔は自宅と勤務先のそれぞれに近いところに所属していたり、
競技のための練習場所と日常のトレーニング場所をわけていたり、
休館日が違うことで常に利用できる環境を確保するためであったり、
そんな理由からでした。

今は、
胸や背中のトレーニングで一番効きやすいマシンが置いてある場所でわけていること、
もう1つは、一緒にトレーニングする人がいる場所が別にあることが理由です。
私の中では、今が一番「マルチ」の多い時期となっていて、ザムロッド以外に3箇所で定期的にトレーニングしています。

1箇所にだけ所属していたのはお金のない10代のころだけで、
常に2箇所以上に入っていると、
トレーニング場所に困らず、休館で使えないということがないため
一言でいうなら『安心感』。

休館日にあわせてオフを取ることも良いことですが、
1日も休まない習慣を大切にしたい人にとっては、1箇所へのこだわりは自然と薄れていくものだと思います。

他にもプラスとなることがあります。
多くのトレーニング環境やトレーニーを知ることは、大きな刺激と知識になるという点です。
今の私にとっては自分の身体を鍛えること以上に、大きなメリットかもしれません。


同じ理由から、都度利用で別の施設を使うこともよくあります。

先日は千葉にあるMTC(メディカルトレーニングセンター)に行ってきました。
日本最大級のトレーニングセンターで、
特に陸上系アスリートの合宿先として有名な施設です。

屋外競技場は車で移動しないと大変な広さ。
屋内トレーニング施設も広大で、マシンがゆったり配置されていて、海外ジムのような雰囲気がありました。

私が好きな筋トレマシンメーカーはHammer Strength(ハンマーストレングス)なんですが、
ハンマーの特徴はプレートロード式(バーベルプレートで負荷調整するタイプ)で、
ケーブルマシンに比べ抵抗のかかり方が自然であること。
それと、アームの軌道が人の体の動きに対して自然であり、可動域が大きく取れること。
上半身トレーニングと非常に相性が良いと感じています。

MTCには旧型のロウイングマシンが置いてあります。
私がハンマーを使うために通っているジムには新型ロウイングマシンが置いてありますが、それよりもよく効きました。
「この1台のために、また行きたい」と思えたほどです。

これについて後日調べてみたところ、
旧型はストレッチポジションが深く(グリップポジションが遠く)、
初動で肩甲骨がしっかり前に出ます。
セットポジションでは筋が完全に伸びた状態となり、肩甲骨が動かないとスタートできません。

一方、新型は可動軌道が洗練されており、引く動作、つまり収縮側を重視した設計。
よって、パンプ感は出やすいけど、旧型ほど筋肉に刺さるような感覚は弱いようです。

ハンマーのロウイングマシンは、ボディビルジムでは定番の存在ですが、
同じメーカーでもモデルによってこれだけの違いがあるのは興味深いことです。
こうした違いは、人から聞いてわかるものでなく、実際に使ってカラダで知るものです。

因みに、
ハンマーのマシンは年代によってフレームカラー違います
・1990年代後半~2000年代はじめ・・ワインレッド
・2000年代後半以降(Life Fitness傘下以降)・・赤
・2010年代後半~・・赤 または 黒

今はマシンの機種でジムを選ぶ時代に入っており、こうした情報は知ってる人は知っているジムのうんちくです。


マルチジム会員というスタイルは、
特別なことでも、誰かに勧めたい正解でもありません。

一つのジムで続けるのも立派。
複数のジムを使い分けるのも、ひとつの考え方。

大切なのは、
自分が納得できる形で、トレーニングを続けられることだと思います。

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