Column
コラム
トレーニングには、健康維持だけでなく、
何kgを持ち挙げられるか、何km走れるか、体脂肪率をどこまで落とせるか… 自分自身の限界に挑戦する楽しさがあります。
小さな変化であっても、限界は超えられるという実感、達成感が、続けていく力になります。
長くトレーニングを続けていくためにも、2〜3ヶ月先にゴールを置いた特別な努力をしてみるのも良いことです。
ただし、その間は継続が難しいほどの努力をする必要があります。
特別な努力のあとに、特別な結果が待っています。
コンテストやモデル撮影に挑む人が本番で輝いて見えるのは、それまでの過程に並々ならぬ努力があるからです。
そして、その過程をサポートしてきたトレーナーもまた、緊張と期待の複雑な想いで本番を迎えます。
努力も結果も本人次第ですが、
トレーナーをつけたのに「何も変わらなかった」となれば、それまでの時間が無駄になります。
人はそれぞれ、生活リズム、食事の傾向、体質、バイオリズムが違うので、
その人に合わせて、場合によってはその時にあわせて、トレーニングの仕方を変えます。
本当はもっと追い込みが必要な時でも、これ以上頑張らせたら心が折れてしまうのではと心配になって、不安と葛藤で足踏みすることもあります。
明確なゴールを持つ人をサポートする難しさは、「その人をしっかり理解していないとできない」というところにあります。
だからこそ、本番を迎えた時に喜びや安堵感を共有できます。
今年は、前半は自分自身のトレーニングに集中していましたが、後半は自分の時間のほとんどをコンテストや撮影モデルのサポートに費やし、
これまでになく多くを学び、感じさせられました。
そして、私自身がトレーニングを続けていくモチベーションまで人からもらいました。