Column
コラム

たくちゃんの日常(食物繊維の大切さ~腸内環境とトレーニング効果~)

食事・サプリ
著者:川辺拓史

「タンパク質はしっかり摂ってます!」というトレーニーは多いですが、
『食物繊維』を同じくらい意識して摂っている人は少ないかもしれません。
腸内環境を整えるために必要なのがその食物繊維で、腸が元気でないと折角の栄養素も上手く消化・吸収されません。

最初に、「食物繊維って何?」から始まる人もいると思うので簡単な説明から~
食物繊維とは炭水化物の一部ですが、糖質ではなく消化吸収されません。
よって、食べてもエネルギーになりません。

そして、食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類あって、それぞれ働きが違います。

■ 水溶性食物繊維
・水に溶けて体内でゲル状になる
・血糖値の上昇をゆるやかにする
・不要なコレステロールを吸着して体外への排出を助ける
・善玉菌のエサになって腸内環境を整える
・便秘解消

 代表的な食材:わかめ・昆布・こんにゃく・大麦・オート麦・りんご・みかん

■不溶性食物繊維
・水に溶けない性質で、水分を吸収して膨らみ、便の量を増す
・ぜん動運動を活発にして便通を改善する
・有害物質をからめとって体外に排出する

 代表的な食材:ごぼう・ブロッコリー・キャベツ・きのこ・豆類・玄米

理想は「水溶性:不溶性=1:2」。
その両方をバランスよく含む理想食材として、ごぼう、納豆、サツマイモ(皮ごと)、オートミールなどがあります。


冒頭にも書きましたが、
腸内環境が整うと栄養吸収がスムーズになり、プロテインやビタミン・ミネラルがしっかり筋肉や身体に届きます。
逆に腸が不調だとせっかく摂った栄養が活かされず、トレーニング効果もダウン、しっかり食べているのに疲れが取れなかったり…。

腸は「第二の脳」と呼ばれるほど自律神経やメンタルにも関わっていて、モチベーションやコンディション維持にも直結します。

生の食材を毎回調理したり、食べる工夫するのは大変なので、
手間なくすぐ食べらる納豆やオートミールを日々の食事に組み込むのが良いと思います。

私も納豆はほぼ毎日食べていて、次いで多いのがオートミールで、年の半分くらい自分のトレンドでヨーグルトに浸したオーバーナイトオーツをやっています。

タンパク質はDIT(食事誘発性熱産生)の高い栄養素であることからも、体内で消化・吸収が複雑で内蔵に負担がかかりやすいことを意味しています。
なので、“土台”である腸の健康を意識した「強いカラダづくり」をしていきましょう!

Page Topへ