Column
コラム

たくちゃんの日常(GARMINでも心電図)

トレーニング
著者:川辺拓史

最近、GARMINに心電図(ECG)機能が追加されました。
ハード的には何も変わらず、ソフトのアップデートによって対応された機能です。

Apple Watchに遅れること数年。
医療規制緩和により、アメリカ本国でFDA承認を取得したのが去年、日本では今年になってから家庭用医療機器としての認定を受け、この機能が解放されました。

使い方ですが、
GARMINを腕に着けているだけでは測定できず、メニューを出して親指と人差し指をベゼル(時計の外枠)に触れると心電図の
計測/記録ができます。
Apple Watchでも同様に、指をクラウンに着けることで計測されるようです。

この機能によって、
・不整脈の早期チェック
・トレーニング中や安静時の心拍の「質」の把握
・自律神経のコンディション確認
といった、“心の電気的な動き”の可視化が、できるようになりました。

もちろん、医療機関で行う正確な診断ではないので、あくまで参考値としてのセルフチェックツールとなります。

GARMINでの心電図機能搭載が遅れた理由の一つには、Apple Watchとのすみわけ戦略もあったようで、
GARMINはアスリート端末として、パフォーマンス管理やトレーニング指標を重視して、
心電図は健康管理機能であるとして優先度が低かったそうです。

しかし、GARMINユーザーであれば、トレーニーであってもなくても、自身の身体状況には敏感なはず。
睡眠やストレス評価に、この心電図も加わったことで、より健康意識を高めることができそうです。

「自分の体の声を聞く」ことは、すべての基本。
これからも自分の身体と向き合っていきましょう。

Page Topへ