Column
コラム
夏になると、汗をかく量が増えますね。
運動する人はもちろん、そうでない人でも、知らないうちに体内の水分はどんどん失われていきます。
水分不足はトレーニング効果を下げるだけでなく、ケガのリスクも高まります!
今回は、水分が不足した時の影響や、補給のポイントについて書きます。
■ 肌の調子が悪いのは、水分不足のサイン?
肌の表面は汗で潤っていても、体の内側がカラカラな「インナー乾燥」状態だと、肌のバリア機能が低下します。
特に夏は冷房や紫外線の影響で、体の水分はどんどん蒸発します。
化粧水よりも、まずは1日2ℓの“こまめな水分補給”を意識しましょう。
■ 水分不足は筋トレ効果も落とす?
筋肉の70~75%は水分で出来ています。
水分が不足すると、筋肉の収縮力やパフォーマンスが落ち、ケガのリスクも高まります。
また、血流も悪くなり、栄養や酸素が筋肉に届きにくくなるのも問題です。
トレーニング中の「パンプ感が弱い」「力が入りにくい」という人は水分不足が原因かもしれません。
トレーニングを始めてから、もしくは、始める直前に給水するのではなく、1時間前からしっかり水分を摂っておくことです。
■ コーヒーやお茶をたくさん飲んでいればOK?
「お茶やコーヒーをよく飲んでいます」という声もよく聞きますが、コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには利尿作用があって水分補給としては不向きです。
コーヒー、お茶のカフェインやポリフェノールは運動パフォーンス向上や健康効果も期待できますが、1日の水分摂取量には含めず、「水」または「アミノ酸ドリンク」が良いです。
■ トレーニング中はアミノ酸ドリンク?
ふと思い出すのが私が10~20代の頃のこと。
アミノ酸飲料なんてなかった時代、アメリカのジムではワークアウトドリンクといえば「コカ・コーラ」でした。
トレーニング中の飲み物には高GIの糖質飲料も良いですが、今の主流は「アミノ酸飲料(EAA、BCAA)」です。
筋肉の分解を抑えて、疲労感を軽減してくれます。
■ 飲み方のコツは“ちびちび”
水分補給は、一気飲みするより150~200mlを“ちびちび”飲むのが正解。
夜中、睡眠中にトイレに起きるのが大変だから寝る前には飲まないという人もいるかもしれませんが、一番大事なのが寝る前の1杯と寝起きの1杯です。
私は寝る前にプロテインと一緒に500ml飲んでいるので、毎晩2回トイレに起きています。