Column
コラム
ゴールデンウィークのような大型連休を挟むと、生活リズムが崩れて、身体が重く感じたり、やる気が出なかったりすることがあります。
「五月病」って言葉がありますが、実は筋肉にも似たようなことが起こります。
身体は定期的に動かしていると特別疲れやすくなったり、負担を感じたりすることはないのですが、
運動習慣は少しでも乱れたり、間を開けすぎてしまうと、人の身体は本能的に楽をしたがるのか気持ちまで重たくなります。
でも大丈夫。
ゼロから始めるより、過去に運動習慣を持っていた人には「マッスルメモリー」が働いて、筋肉はそれまでのトレーニング経験を覚えているので過去に作り上げた筋量・筋力まで短い時間で戻すことができます。
今日は、そんな“筋肉の五月病”から回復するための、寝起きに簡単に家でできる「ゆるトレ」を一部ご紹介します。
【1】「かかとあげ、つまさきあげ」
下肢は第二の心臓であるので、台所や洗面台に立ったままでもできる簡単運動で、
全身の血流をよくすることができます。
疲れる運動ではないのでとても簡単!
【2】「壁ドン・プッシュ」
立ったまま壁に向かって行う腕立て伏せです。
寝て行うよりも簡単。肩幅より少し広めに手をつくことで腕より胸への刺激を強くします。
【3】「寝たままドローイン」
布団に仰向けに寝たまま行うドローイン。
しっかり息を吐き切り、息が出なくなっても我慢できるうちは吐き続けます。
お腹のアウターマッスルだけでなく、インナーマッスルもしっかり働くので、じっくりやると汗もかけます。
手はお腹の上、膝を立てて、行っても良いですし、
体力がある人は両手両足を天井に向けて息を吐きながら伸ばすと強度の高い運動になります。
【4】「プランク」
床にうつぶせになり、
肘を肩の真下におき両肘をついて、体はまっすぐ板(=plank)のように伸ばしてお腹を地面から浮かせます。
その状態をキープするだけでも十分。
余裕がある人は片足ずつ脚を伸ばしたまま地面から離すとお尻やハムストリングも鍛えられます。
【5】「レッグフラッター」
仰向けに寝た状態で、両足を交互にパタパタ動かす腹筋運動。
下腹部を引き締める腹筋運動ですが、しっかり頑張れば太ももにも効きます。
【6】「シーテッドニーアップ(座ったまま膝上げ)」
椅子に背筋を伸ばして座り、片足ずつ膝を胸に近づけるようにゆっくり持ち上げる運動。
一番高い位置で1~2秒キープすると運動量が増します。
立ってテーブルや壁につかまった状態で行うニーアップも良いですが、
実は椅子に座って行うことで強度がぐんと増します。
これは一例で、他にも頑張りすぎずにできる簡単な運動は色々あります。
最後に、
気分が乗らない時も「ゼロにしないこと」が大事です!