Column
コラム
トレーニーにとっては筋肉の主食とも呼べる「プロテイン」を、会員の松井さんから差し入れで頂きました。
そのプロテインは1年前と比べほぼ2倍にまで値上がりしています。完全に課金アイテム化です。
今は世の中のさまざまな物が値上がりしているため、多少の値上では驚きません。
が、さすがにこれは異常ではないかと思い調べてみました。
まず、サプリメントであるホエイプロテインのホエイとは、主にチーズを作る際に生じる液体の乳清のことです。
この乳清を、専用設備でろ過、濃縮、分離、乾燥させることで、粉末状のプロテイン原料になります。
日本でも作れないものではありませんが、市販の「ホエイプロテイン」として売られているWPC80やWPIの原料は、海外からの輸入に頼っています。
主な輸入元は、アメリカ、ニュージーランド、ドイツで、この3ヶ国だけで8割を占めています。
会員の方からよく「どれが良いですか?」と聞かれますが、国内製造をうたっているブランドでも、原料自体は海外産なので、「国内製造」にこだわる必要はありません。
価格と、味や溶けやすさ、飲みやすさなどで、実際に試して選ぶのが一番です。
では、そのホエイプロテインの価格高騰についてですが、
大きな原因は、世界的な高たんぱくブームによる需要急増と、それに生産が追い付かないことです。
世界最大のホエイ生産国であるアメリカでは国内需要の増加により、輸出に回せる量が減少しています。
その影響でヨーロッパ市場もひっ迫し、欧州のホエイ原料価格も1年で2倍以上に跳ね上がってしまいました。
原料である牛乳や乳清があっても、それをプロテイン原料へ加工する専用設備が不足しているため簡単に増産ができない状況です。
さらに日本では、円安による為替影響や物流費の高騰も加わります。
そう考えると、2倍の値上がりで抑えられているのは企業努力かもしれません。
今後も追加値上げとなる可能性が十分あります。
増産設備が本格的に動き始めるのは2027年以降とされておりますが、世界的な需要そのものが伸び続けているため、大きな値下がりは期待しにくいです。
私にとっては少し前のお米騒動より深刻・・
これを機に、安いソイプロテインの活用や、食事からとるタンパク質量を見直したりするのも良いかもしれません。