Column
コラム

たくちゃんの日常(狙った筋肉を鍛えるために大切なこと)

トレーニング
著者:川辺拓史

ボディコンテストに挑戦しているトレーニーをサポートしていると、自分のやり方や知識だけでは足りず、日々学びと新しい発見の連続です。

感覚で行っていたことを言語化したり、論文や記事を参考にしたり、女性向けのトレーニング/ポージングセミナーに参加したりしています。プライベートな時間の多くは、そちらに費やしています。

身体づくりは努力と習慣の積み上げで、真剣に取り組んでいる人ほど強い意志とエネルギーを持っています。
20代、30代の若いうちは他にもやりたいことがあるはずですが、生活の中心にフィットネスを置いている人は、他に趣味がないくらい夢中になっている人もいます。
多少の怪我や病気では休まず、毎回決まった時間に必ず来ます。
そのおかげで、50代後半になる私もモチベーションや自分の習慣を崩さずにいられます。

また、筋肉がつきにくい女性向けのトレーニング法は、57歳になり筋肉がつきにくくなった自分の体にも参考になるものが多くあります。

20代、30代の男性であれば全体の筋肉量を増やしやすいですが、
女性や、40代以降の男性のボディメイクでは、パーツごとのバランスが重要になります。

以前のコラムで「重量に対するこだわりを捨てること」について書きましたが、昔から頭にはあったこととはいえ、自分のトレーニングだけに集中していたら深く考えなかったテーマです。

複合関節種目においても「フォームを崩さない」以前に、考えること、気をつけるポイントが変わりました。
スクワットやベンチプレスのような複合関節種目は、一度に多くの筋肉を動員できるトレーニングの主種目で、
高重量を扱うことができ、運動消費量が高いというメリットがあります。
一方で、重量が重くなるほど得意な部位が主導になりやすいという特徴があります。

例えば
・胸を鍛えているつもりが肩や腕ばかり使ってしまう
・脚のトレーニングなのに腰や背中が先に疲れてしまう
といったことです。

こうした状態が続くと、得意な部位ばかりが発達してしまい、重量が上がるにつれてボディバランスが崩れてしまう可能性があります。
よく女性トレーニーに心配されることが、スクワットをやると太もも(大腿四頭筋)が太くなるのでは?ということ。

そうならないために最初に取り組むのが、
『力を抜く練習』です。
力を入れるよりも、関係ない部位の力を抜く方が遥かに難しいです。

どこの筋肉にターゲットをおくかで意識の持ち方、フォームや可動域が決まります。
それに合わせてセット数や重量を調整しながら、
ひとつひとつの動作の質を高めていきます。

決めた回数を根性であげ続けようとすると、後半フォームが崩れやすくなることがありますが、フォームが崩れる手前でやめます。

ボディメイクは、”何年鍛えたか” や ”何キロもちげられるか” ではありません。
考えながら身体の使い方を覚え、狙った部位を丁寧に鍛えていくこと。
その積み重ねで、理想のボディバランスを作り上げらていくものだと思います。

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