Column
コラム

たくちゃんの日常(有効レップス)

トレーニング
著者:川辺拓史

「1セット 何回やればいい?」

よく聞かれる質問です。
しかし、統計的に効果的といわれる目安はあっても、“絶対の正解”はありません。

ひとつ前の投稿で書いた「重量に対するこだわりを捨てる」ことにもつながりますが、
1回の動作をどう行うか、また、余力を残して終える1セットとギリギリまで出し切って終える1セットでは大きく違ってきます。

一般的に筋肥大に最適な回数目安は、「8~12回」と言われますが、
最近では15回や20回(またはそれ以上)のハイレップで筋肥大を進めている人の話もよく聞きます。

ポイントは「有効レップス(Effective Reps)」です。

これは、1セットのすべての回数が同じ刺激を持つわけではなく、
筋肉に本当に強い刺激が入るのは“限界に近づいた数回”であるという考え方です。

例えば1セット10回行うとした場合、最初の数回は比較的余裕があり、筋肉への刺激はそれほど強くありません。
しかし、回数が進み「あと数回しかできない」という状態に近づくほど、
より多くの筋線維が動員され、筋肉への刺激は強くなっていきます。

つまり、重要なのは
「何回やったか」よりも、
「どれだけ限界に近い回数をこなしたか」という点です。

軽い重量で高回数であっても、最終的にこの「有効レップス」を積み重ねることができれば、筋肉に十分な刺激が入ります。

私がパーソナルトレーニング中よくつかうのは、最初に「何回やりましょう」ではなくて、
様子を見ながら筋肉が震えだしたり、可動域一杯動かせなくなってきたら、そこから「あと何回やりましょう」です。

この限界に近づく数回こそトレーニングの厳しさであり、
同時に、達成感や楽しさ、自信につながってくるものだと考えています。

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