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コラム

たくちゃんの日常(汗と水分補給)

健康
著者:川辺拓史

5月なのに30℃を超える暑い日が出てきましたが、身体がまだ暑さに慣れていないこの時期は、熱中症や体調不良が起きやすい季節でもあります。

運動や日常生活で汗をかくと、「水を飲めば大丈夫」と思いがちですが、実は状況によっては“水だけ”では足りないこともあります。

今回は、汗と水分補給について書きます。

■汗はなぜ出る?

人の体温は36~37℃で一定に保たれています。
運動すると筋肉が熱を生み、体温が上がります。

また、運動をしていなくても、外気温が高いだけで体温は上昇します。

体温が上がりすぎると体にダメージが及ぶため、脳の視床下部が汗腺に「汗を出せ」と指令を出します。
汗は蒸発する時に体の熱を奪い、体温を下げてくれます。
つまり汗は 体の冷却装置です。

■“水”のメリットと限界

水分補給には糖分/塩分が入っていない「水」が良いと言われますが、
純粋な水は、すばやく胃から腸に移動し、血液や体液を補充しやすいというメリットがあります。
しかし、大量に水だけを飲むと、体内のナトリウムなどの電解質が薄まってしまい、低ナトリウム血症(血液中の塩分濃度が薄くなる状態)や筋肉の痙攣(けいれん)のリスクが出ることがあります。
また、水だけでは「体内にとどまる水分量」が少なく、尿として排出されやすくなります。

特に、高温多湿や長時間運動のときは、水だけでは補水が不十分になることがあります。

そこで勧められるのが、ナトリウムやカリウムなどの電解質を含むスポーツドリンクです。
脱水症状に近い時は、体液に近いOS-1/経口補水液が有効です。

■汗と“痩せる”は別問題

「汗をいっぱいかいたから痩せた」と思うかもしれませんが、実際に失われているのは水分とミネラルです。
脂肪細胞が溶けたものではないので、体重は一時的に減っても、水分を補給すれば元に戻ります。
脂肪燃焼は運動による代謝活動で起こり、汗の量とは直接関係ありません。
厳密には、ごく一部だけ脂肪燃焼後の代謝産物として汗や尿から排出されています。

もう少し詳しく書くと、
体脂肪の主成分は「トリグリセリド」という分子で、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)からできています。
これが燃焼すると、二酸化炭素(CO2)と水(H₂O)が生まれます。

オーストラリアの研究論文によると、
84%が二酸化炭素(CO2)として呼気から排出され、
16%が水として汗や尿から排出されるそうです。

つまり、脂肪燃焼後の燃えカスの多くは、目に見えない呼気として吐き出されています。

■最後に

運動をしないでいると汗腺機能が衰え、汗が出にくくなり、体温調整が上手くできなくなります。
その結果、寒暖差で体調を崩しやすくなります。
発汗を伴う運動を続けていると、季節変化にも体が適応しやすくなります。

これからさらに暑くなってきますので、運動と水分補給の習慣を大切にしていきましょう。

ちなみに私は、トレーニング中だけでなく、デスクについているときでもEAAをよく飲んでいます。
水分補給をしながらアミノ酸も補給できるので、身体の回復を助けやすく、疲れ対策にも役立ちます。

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